とあるITベンチャーに働く管理職のつぶやき

若輩者ながら生え抜きという事もあり、様々な方を部下に持った経験から、 管理職として「気づいたこと」「大切にしたい事」等を書いていきます。

生産性の概念の欠如。

ちきりんさんのブログや脱社畜ブログさんで「生産性の概念の欠如」が話題になっているので、私も便乗しました(^_^;)

「生産性の概念の欠如」がたぶんもっとも深刻 - Chikirinの日記

「生産性の概念の欠如」はなぜ起こるのか - 脱社畜ブログ

この考えは非常に正しい。私の知っている会社や友人の中でも「長時間労働=頑張っている=評価される」と考えている人は非常に多い。ほんと、間違っている。

(うちの会社でも一部そのような人がいる。非常に悲しい事だ。)

 

ただ、私が思うに、これは必ずしも本人が悪いとは思わない。これは管理職の問題だと思う。

脱社畜ブログさんでも書かれている通り、「正当な評価」がなされないから、生産性を上げる事を考えすらしない。そして管理職の自己満足で、長時間労働している人を評価してしまう。結果、会社全体で「長時間労働しないといけない雰囲気」になる。

 

そもそも管理職の人は、その組織の生産性を上げることがミッションのはず。

 

大体こういう事をやる管理職の人は「数字に弱い」。見た目の数字を発表できても中身を理解していない。だから、定量的に計れないので「頑張っている感」だけで評価する。

 

時間はもっとも分かりやすい数字で係数になる。1日8時間という制約の中で、仕事や改善活動にどれだけ時間を投資すれば生産性を上げられるか。そして、自分や自組織、部下の成果をいかに正当にアピールできるか。それが管理職の醍醐味であり、やりがいだと私は思います。

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長時間労働している部下を抱えて、「ウチの部署は頑張っている」と考えている管理職の人は、考えを改めてほしいですね。。。