とあるITベンチャーに働く管理職のつぶやき

若輩者ながら生え抜きという事もあり、様々な方を部下に持った経験から、 管理職として「気づいたこと」「大切にしたい事」等を書いていきます。

他者を成長させるにはマインドチェンジが必要。

先週は仕事のヘルプで出張していたこともあり、全然更新で来ませんでした。。。

 

さて、その時にも改めて思った事を書きます。

それは、「他者を成長させるにはマインドチェンジが必要」という事です。

 

これは成長させられる側の話ではないです。成長させる役割の管理職やリーダー、先輩のマインドを変えなければならないのです。

往々にして「仕事の出来る人」は沢山の仕事を抱えており、全て自分で仕事をやりがちです。

そして、「仕事が遅い人」や「臨機応変に動けない人」と会話ができません。

すぐに、「もう俺がやるしかない!」といって自分で仕事を完結させてしまうのです。

 

もちろん人一倍の成果を出している人なので、社内からの評価も良いですし、こういう人(例えばAさんとしましょう)がリーダーや管理職に出世する事も珍しくはありません。

ただ、Aさんのマインドがそのままで管理職になると、チームは機能しません。

 

チームは役割を分担して、パフォーマンスを上げるためにあります。

Aさんがいくら頑張っても、他の人に仕事を任せないかぎりはAさんがボトルネックになりますし、レバレッジが効きません。

 

それに気づけないと、、、

 

Aさんは仕事を頑張る。部下には雑用+α(考えなくて良い仕事だけ与える)だけ任せる。

メンバーは成長しない。成果もそこそこしか出ない。何かあればAさんが対応しないといけない。

Aさんは「ほんと俺がいないとダメだな」と思いつつも、自分が役に立ってるという間違った「陶酔感」で仕事を頑張る。

Aさんが居ないと何もできない組織になる。

 

といった感じで「成長する組織」にはなりません。

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仕事を任せるのは非常に勇気のいる事ですし、うまくいかなければ全て責任を取らなければなりません。しかし、成長させることは「投資」と同じなのです。

リスクを負って投資して初めてリターンが得られる。そのリターンを最大化できるかどうかは管理職にかかっています。

 

先週の出張は他部署のヘルプでしたが、メンバーをもっと教育できていれば、、、と反省しています。