とあるITベンチャーに働く管理職のつぶやき

若輩者ながら生え抜きという事もあり、様々な方を部下に持った経験から、 管理職として「気づいたこと」「大切にしたい事」等を書いていきます。

価値と対価。

会社員であれば当然貰う「給与」。

この給与は生み出した付加価値の対価として支払われています。そんなの当たり前だと思うかもしれませんが、この考えをちゃんと社員に理解させていない組織(会社)が多い事。。。

 

給与・賞与は貰えて当たり前。と思っている人が多すぎな気がします。ましてや「雇用されない社会がおかしい」と思っている人はもってのほか。そういう方は自分自身や自分が行える仕事の付加価値を理解する事(自己分析)から始めないといけないです。

 

企業としては収益を上げないと事業・雇用継続が出来ないため、双方の努力が大切です。どちらか一方でもダメなんです。

  • 企業は多種多様な人々が価値創造できる環境を作り、継続する事。
  • 働く個人は価値創造できる人材になる事

余裕のある会社は雇用してから「価値創造できる人材に育てる」事ができます。ただ、それは一握り。会社に選ばれるのではなく、自分で会社を選ぶ位の心構えを持って、価値創造できる人材に成長しなければ、就職も仕事を継続するのも難しいと思います。(安い海外の労働力や自動化に仕事を簡単に奪われます。)

 

この様な考えが蔓延しているのは、そもそものお金の流れやビジネスの流れを教えていない教育機関の問題でもあると考えています。(あとは雇用されない社会が悪いと助長するマスコミ。。。)殆どの方は、就職活動をする時になって初めて会社や仕事について考え始めます。これでは狭い選択肢からよく分からずに決めるしかないですよね。

 

本来は世の中にどんな仕事があって、自分には何が出来るのか、何がやりたいのかを考えて、それに合った教育を受けて社会に出るのがスムーズです。 

その為には少なくとも高校生までには自分の方向性を考え、大学選びをしないといけないと感じています。

ただ、なんたって教師に社会人経験無い人が多いですから、そういう考えを浸透できない。。。教師の方々にも是非社会人経験を積んでほしいなと思います。

 

ちなみに私はもともとハードウェアエンジニアになりたくて理系を専攻しましたが、大学で小さなビジネスをやるようになり、ビジネスの楽しさを学びました。

そして、同級生とは全然違う道に進んで今があります。

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私は部下には「ありがとうと笑顔で言ってもらって、さらに対価を頂ける仕事を心がけましょう」と伝えています。(後、安売りはするなってね。価値があることは対価を貰って良いんです。)

それがビジネスの醍醐味です。そう私は思います。